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日本茶の店 清水茶寮からのお便り

店主の徒然日記、ハーブ園から、森林から便りが届きます・・・

ぼけ防止のネックウォーマー

手編みのネックウォーマー
「これ、お母さんにあげて」。金さんがオニクルミを2個ポケットから出して言った。
「ボケ防止にいいから。私、オニクルミの木の下通った時に、落ちていたら拾っておく。私のお父さんから、
昔、中国人のお爺さん達はボケないようにオニグルミをいつも手の中でかちゃかちゃ回していた、と聞いた。
私もぼけ防止にやってる。色々やってるけどね。」
「色々って?」と聞くと、金さんは嬉しそうに、
「なんでもする。昔韓国も男子厨房入らずだったから、今だに台所仕事はしないけど、それ以外なら編み物
もするし、なんでもするよ。この首のも自分で編んだ。暖かいよ。周りの人にあげるとみんな暖かいと喜ぶ。」
とネックウォーマーを引っ張った。
「しらいさんにもあげようか?私のオリジナル。自分で編み目とか考えて工夫した。」
「えー!いいの?ほんと?ほっしー!!」 。

気軽におねだりをしてから2週間程したある日。
「しらいさんいる?」金さんが訪ねていらした。
「はい、30分前に出来上がったばかり。他にも約束した人がいて遅くなっちゃった。」
暖冬と言えども寒い冬の日に、わざわざ仕上がったばかりのウォーマーを届けてくれたその気持ちもこもり、
そのネックウォーマーの暖かいこと。2月の寒さ、これで助かる。寒がりの、丸まった私の背が伸びた。
  1. 2020/01/30(木) 14:32:25|
  2. 店主の日記

手作りの干し柿

手作りの干し柿
先日、山梨へ引っ越した友人が手作りの干し柿とケーキを手土産にひょっこりやってきた。
大病、手術、続く治療の中、
「私もう、治療も薬も必要ないと思うから、これで止める事にした。」と友人が電話口の向こうで明るく言った。
そして「東京はもう住みにくし、便利でなくていいから、暮らしやすい所を探すことにしたわ。」と続いた。
それから1年以上かけて、山梨の地に終の棲家を決めた。

久しぶりに会った友人は元気そう。
「このケーキはちょっと珍しい小麦で焼いもの。これは初めて作った干し柿。冷蔵庫で少し日を置いてから
食べてみて。渋柿が美味しい干し柿になるって実感なかったけど、今朝食べたけど、いい感じだった。」
大いにお茶を飲み、山梨の暮らしぶりをあれやこれやと楽しそうに話し、
「やっぱり山梨が落ち着くな。」と言い残し、未練なく帰っていった。
「やりたいことは出来るんだから。心を自分で縛らないで行動しなさいよ。」と私の背中を押していった。

そして、もう少し置こうかな、置こうかな・・・と毎日冷蔵庫の干し柿を眺めていたら、すっかり日が経ち、
色も真っ黒になってしまった。

今日初めの一個。
まだほどよく柔らかくて甘かった、手作りの干し柿。
熊本の在来種の釜炒り茶も、静岡の深焙煎茶も、干し柿の甘さによく合うこと。
このお茶を送り、病を乗り越えて、私の背中を押してくれた友人を喜ばせよう。
  1. 2020/01/24(金) 20:20:05|
  2. 店主の日記

2020年 いち日いち日

2020年元旦の朝日
寒中お見舞い申し上げます。
2020年、皆さまにとって、佳き一年となりますように…。
今年もよろしくお願い致します。

元旦の朝、家から一番近い海岸で初日の出を見ました。
海からゆっくり顔を出し、昇っていく太陽は 雄大でとても綺麗でした!! 

私事ですが、昨年12月に祖母が他界しました。 106歳でした。
大正・昭和・平成・令和の4つの時代を生きた祖母。 時代の変化が著しかったと思います。
毎年、新しく生まれくる命・そして旅立つ命があります。
人間の人生は、十人十色。 出逢いもあり、別れもあり、いろいろな日々に彩られ、年月を過ごしていきます。
106年という長さを生きてきた祖母を想うとき、いろいろな気持ちが溢れ出てきました。

私も一日一日を大切に生きていきたです!
今年も自然の流れと共に、季節ごとの畑の産物たちをお届けしていきたいです。
よろしくお願い致します。
 
エビスグサの収穫が終わりました!
今年はとても良く実り、収量もたくさん取れました。
今年のハブ茶はお楽しみ下さい。

  1. 2020/01/11(土) 23:06:02|
  2. うみ風からの便り

96歳のこだわり

冬の富士山
新年あけまして おめでとうございます
本年も ご縁のつながった作り手さんからの美味しいいお茶をご紹介致します
美味しいお茶を飲むことを ひとつの楽しみとしていただけるよう努めてまいります

さて、昨年のお話。暮れにお世話になっている方からお電話が入りました。
聞けば、故郷に住む96歳のお母様に送るお茶が見つからないとのこと。今まで故郷のお茶屋さんからお母様
にお茶を届けてもらっていたけれど、閉店となりそれが出来なくなったので、代わりのお茶を探して送ってみるも、
どれもこれも 「口に合わない」と別なお茶を催促されてしまっているとのこと。
「私も女房もお手上げですわ。で、そうだ!と白井さんに連絡を入れた次第です。」

素晴らしい。口に合うお茶が飲みたい。飲ませんか、と息子に容赦なく注文出来るとは。
日常幾度となく楽しむお茶を、96歳の御年においても大切にされる姿勢。お茶好きとしては、当店のお茶でなくとも、
お母様の飲みなれた味のお茶に近い味のお茶をお届けしたい、と腕まくりする思い。ところがご子息様は、ご嗜好
のお茶がどんなお茶か分からないとのこと。 さてはて。お役に立てれば幸いですが、見つかるでしょうか。

次から次へと新しい商品が登場する毎日の中で、「私はこのお茶と決めているの」、という姿勢がとてもかっこよく、
当店のお茶もお客様にそのように思って頂けるようになりたい、と新年早々の目標となりました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
  1. 2020/01/04(土) 22:58:04|
  2. 店主の日記

お店の紹介

せいすいさりょう

Author:せいすいさりょう


清水茶寮(せいすいさりょう)では、
無農薬・無肥料の、昔ながらの製法のお茶をはじめ、品種のもつ個性を活かして作られた煎茶、挽きたての抹茶、有機農法(バイオダイナミック農法)によるハーブなどをご用意して、日本のお茶の美味しさをご紹介しております。
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